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連投、「LIFE!」 洋画の吹き替えに芸能人を起用する功罪

 以前「LIFE!」を見て非常に気に入り、ブルーレイまで購入して何回も繰り返し見ていたんですが、普段は洋画は字幕で見ていたので、つい昨日まで吹き替えで見る機会はありませんでした。

気分を変えて吹き替えで見てみたら驚愕。主人公のミッティ、なぜか関西弁、しかも棒読み。

びっくりして調べてみたら岡村隆史が、ベンスティラー演じる主人公ウォルターの吹き替えを担当してるんですな。

やっぱり声の仕事に慣れているはずはなく、棒読みで、案の定ネットでもたたかれてましたね。

吹き替えがひどい洋画ベスト10にランクインしてましたよ笑

まあ、でもずっと聞き続けていたら岡村さんのとぼけた声がなんだかツボにはまって、ちょっと面白かったです。独特ののんびりした空気が生まれていて字幕版を何度も見て内容を完全に把握しているので許せます。

やっぱりひどい演技なんですけどね。

吹き替えひどいランキングには数々の”名作”が紹介されていて、意外なあの人とかが吹き替えを担当して事故を起こしていて笑えます。

篠原真理子はひどかったなぁ、、、

不景気な映画業界。吹き替え版にお茶の間で人気な芸能人を起用して話題を作り、少しでも集客数を伸ばしたいのはわかるのですが、芸能人を起用したからってファンとか見に来るのかな?ちょっと疑問です。

声優さんの仕事がなくなるので吹き替えは声優さんにしてもらいたいですね。まあ、そもそも吹き替え版全然見ないんだけども。

ああ、でも堺雅人とか大泉洋を起用!とか言われたら、見に行っちゃうかもしれないですね。

10月はエイドリアンブロディ

 私はウェスアンダーソン監督の作品が好きで好きでたまらないのですが、監督の作品に頻繁に登場しているエイドリアンブロディも好きで、ゲオで彼の作品がたまたま目に入ったので借りて見てみました。

 主演エイドリアンブロディ。監督マイケルペトロー二の「心霊ドクターと消された記憶」

ジャンルはサスペンスホラー。ブロディは自身の娘をなくし、精神的に追い詰められつつある精神科医を演じています。

カウンセリングの仕事を行いつつ、娘の死から立ち直ろうとするブロディですが、彼の周りでは不可思議な出来事が頻繁に起こり、霊たちが彼に語り掛けてきます。

霊たちは彼を、彼が昔犯した罪について責めるのですが、精神的に不安定な状態の彼は娘の死の記憶、過去のことについてうまく思い出すことができません。

少女の霊に導かれ、彼の実家に向かった彼は、昔彼が犯し、そして記憶から消し去ってしまったとある”事件”について探り始めるのですが、、、

ホラー映画ですが、ホラー色は薄め。なんだか主人公の仕事といいシックスセンスを思い起こしますが、あちらが感動路線なのに対してこちらはサスペンス路線。

後半はホラーそっちのけでサスペンスにひた走ります。

シックスセンスと違ってホラーの描写がお決まりというか、あんまり力を入れてない感じなのでホラー映画としては微妙なんじゃないでしょうか?怖くないです。

ただ、物語でも重要なアイテムとなる電車がいい味を出してます。

主人公が通勤に使う路面電車。主人公の地元を走る列車。

電車とか駅とかはなにかあちらの世界とかの交流をイメージさせやすいのか(千と千尋とかそうですよね)、映画の中でも電車は存在感を放ってきます。

あと当たり前のことですが、ブロディが主人公なので、全編にわたってブロディの独特な無精ひげ顔を楽しむことができます。

一時間以上ブロディを堪能できて、、、それだけでいい映画だった、、、

「君の名は。」を、見る前に「スーサイドスクワッド」を見る

楽しみにしていた「君の名は。」を見る前に「スーサイドスクワッド」をなぜか見ました。

 

実はマーベルシリーズについて全然知らないのだが、PVがかっこよかったので見に行ってみることに。

クイーンのボヘミアンラプソディからクールに始まるPV。そしてちらっと出ていただけだけど私は見逃さなかった!

カタナとかいう明らかに危険なスメルを放つ女性のキャラクターを!

アメコミと日本人っぽいキャラ。どうみても地雷臭がするが、ある種の怖いもの見たさに、その地雷を踏み抜くためだけに映画館に行ったのですが、

カタナちゃん想像以上にいいキャラでしたわ!

劇中ではどうでもいい前書きがあった後、NYを襲う悪魔?を倒すために超能力を持った犯罪者が集められるのだが、なかなか現れないカタナちゃん。

あれ?これもしかして何かの間違いでカタナちゃんこの映画にでてこないんじゃねという俺の焦りとともに犯罪者どもを乗せたヘリが離陸。

もうNYに行っちゃうよと俺が戸惑った瞬間、離陸直前のヘリにカタナちゃんが飛び乗る!

カタナちゃんはどうやらスーサイドスクワッドの連中ではなく、その指揮官の軍人を犯罪者たちの反乱から守るボディーガードだったよう。意外と流ちょうな日本語でしゃべります。どうやら日本人、しかもちゃんとした役者さんの模様。

カタナちゃんが使う刀で実は夫が殺されているとか、夫の敵をその刀で討ったとか、カタナちゃんにはどうでもいい設定があり、それが説明されたのですが、極めつけはその刀の能力?

その刀で切られたものは魂を吸い取られるとかで、その設定を指揮官のおっさんが語った時はあまりのお約束さにくらくら来ました。

「彼女の刀で斬られた者はその魂を吸い取られてしまうのだ。」

こういう設定のチープさ!アメコミという感じで大好物です!期待していた通りでした。

その後意外と活躍するカタナちゃん。彼女の奮戦のおかげで悪魔?は無事に倒すことができました。

なんか最後のほうは仲間の絆だとか語りだして焦りましたが、映画自体はどのキャラも面白く非常に楽しめました。ザ、エンタメ。

おまけにサウンドトラックがどれもかっこよく最高でしたので、劇場でわざわざ見たかいがありました。

エンタメ増し増しな映画を見たいというならぴったりです。続編もカタナちゃん希望。

「君の名は。」をみる、

f:id:haimamire:20160924172158j:plain 製作が発表された時から、PVが公開されるだいぶ前から楽しみにしていたのだけれど、公開日からしばらくは映画館がない島(実は種子島で、秒速5㎝やらロボティクスノーツなどの聖地巡礼をしてきた)に出かけていたせいで、世間が私の予想以上に「君の名は。」に盛り上がっているなか、私は見ることができず、悶々と過ごしていた。

 

予想以上の盛り上がりだった。新海誠といえばオタクの中では有名だけれども、一般で有名なわけではけっしてなかっただろうに。

それがカップルがこぞってみる映画として人気を博し、興行収入は100億円を超す勢いだそうだ。

声優が神木隆之介だからだろうか?確かにそれを聞いて私も興奮した。しかし、ZIPで特集される新海誠監督を見て、私は、そして、世のオタクたちは少しの寂しさを覚えたのに違いない。

 

しかし、映画の方向性がこれまでとまるっきり変わってしまったのかというと、そうではない。

映画の内容自体は言ってしまえば、オタクなら一度は想像したことはあるだろう。もし自分が女の子になったら?

そして持てない男子ならば妄想しただろう。どこかに自分のことが好きな女の子がいたら。しかも美人で。そしてその女の子と口げんかなんかしながらも、だんだん親しくなっていくのだ。

そんな男子の欲望に100%忠実な内容であり、それは今までの新海作品と変わらない。そう感じて私は安心した。

 

新海作品は男子の妄想を下敷きに描かれているだろう。

言の葉の庭なんかが顕著だと思うが、謎のお姉さんとの出会い、しかもお姉さんは都会的な美人で、実は、、、

だから君の名は。もこれまでの新海誠作品の延長線にある。

それは持ち味である緻密に書き込まれた美しい空や自然の背景を見てもわかるし、なにより前作の「言の葉の庭」の登場人物である古典教師、雪野先生が登場していることがよく示している。

しかし今作が今までとは異なっているのは大々的なラッドウィンプスのBGMや主題歌への起用と、オープニングの採用だ。

もともと監督自身がサウンドトラックへのこだわりを持っていたようだが、今回はまるでラッドのPVかと思うぐらいの登場ぶりだった。

私的にはは歌詞がある曲が映画の中に出てきて若干気になったが、映画にあっていなかったわけではないし、面白い試みだったと感じた。

驚いたのがオープニングだ。深夜アニメやドラマなら当たり前だが、映画でオープニングというのはあまり聞いたことがないのではなかろうか。

オープニングの作画監督のみキャラクターデザインの田中将賀氏らしいので、本編の作画監督が多忙でできなかったため、オープニングを作ることで田中氏の作画を実現させたのか。どういった意図があったのか私にはわからなかった知っている人がいたら教えてほしいのだが、オープニングは映画の世界観を観客にあらかじめインプットさせる、ある種PVのような役割を果たし、「これはこんな映画です」というのを最初に提示させることで、観客を物語により引き込む効果を持っていたと思う。

 

ここまでベラベラと書き連ねたが、「君の名は。」は新海誠の良さが十分に味わえた良作だったと思う。

次回作もこれまでの路線を引き継ぐのか、それとも冒険してみるのだろうか。

個人的には冒険してもらいたい気がする。次はがっつりSF ものとかどうでしょう?

バグダットカフェ

というわけで、今日見た映画の話をしましょう。(あらすじにネタバレ含みます。)

 

「バグダットカフェ」

 

西ドイツの古い映画ですね。

主人公は旅行先のラスベガスで旦那とけんかして、ハイウェイの途中で車から降りちゃったドイツ人女性のジャスミン

歩いてたどり着いた先は、アメリカ映画によく出てきそうな、汚いさびれたモーテルとカフェ。その名は「バグダットカフェ」

そこの女主人のブレンダはがみがみうるさくいつも不機嫌で、ほかの住人もなんか不思議なやつらばっかり。

雰囲気最悪のモーテルですが、ジャスミンはそこに滞在するうちに、やがてブレンダの家族やモーテルの居候と仲良くなりはじめ、ついにはあのブレンダとも打ち解けてしまう。

いつしかバグダットカフェはハイウェイを走るトラック運転手に評判のカフェになっていき、ジャスミンはカフェに欠かせない存在になっていくというストーリーです。

 

自分であらすじ書くとすごいありきたりだな。びっくり。

 

見ていて一番すごかったのが、序盤ではすごい太ってて裸のシーンとかあったら叫びだしちゃいそうな主人公のおばさんが、映画が進むにつれてだんだん魅力的に見えてくることです。

女優の魅力が監督の力によって開花させられていくというか、あれ?なんかジャスミンって実は美人じゃね?今まですんげぇ太ったただのおばさんだと思ってたけど、か、かわいくね?みたいな感じで、映画が終わるころにはメロメロです。

女優M・ゼーゲブレヒトの演技力と監督P・アドロンがいい感じにかみ合ってます。

 

女主人のブレンダは筋金入りのツンデレで、最初ものすごいツンツンというかツンツンツンツン×2ぐらいしていただけに、デレたときは感動ものです。分かってらっしゃる。

 

カメラワークは古さを感じさせましたが、何を強調したいというかどういう意図でやってるのか分かりやすくて、公開当時はこれは最先端だったのかな?慣れると心地よかったです。

 

あらすじのところで書いたようにストーリーの骨自体は今思うとありきたりなのですが、それを見ているときは感じさせず、かつ、登場人物を魅力的に描いた監督には脱帽です。

 

総じて、見る人を選ばない、いい映画といえるでしょう。ヤフーだと見る人を選ぶとか言われてたけど、これが選ぶならスターウォーズも見る人を選ぶわい。

 

あ、いろんなとこで言われてるけど、主題歌も最高です。

 

次はウェスアンダーソンの映画について書きたいな。

伊藤計劃氏のはてなに触発されて、自分もやってみることに。

自分の見た映画の批評を、半分メモ帳代わりに書いていこうと計画。

ただ、なるべく読み応えのある物にしようと心がけます。