灰まみれの映画感想帳

ネタバレありなのでお気をつけを。基本誉めることしかしません

10月はエイドリアンブロディ

 私はウェスアンダーソン監督の作品が好きで好きでたまらないのですが、監督の作品に頻繁に登場しているエイドリアンブロディも好きで、ゲオで彼の作品がたまたま目に入ったので借りて見てみました。

 主演エイドリアンブロディ。監督マイケルペトロー二の「心霊ドクターと消された記憶」

ジャンルはサスペンスホラー。ブロディは自身の娘をなくし、精神的に追い詰められつつある精神科医を演じています。

カウンセリングの仕事を行いつつ、娘の死から立ち直ろうとするブロディですが、彼の周りでは不可思議な出来事が頻繁に起こり、霊たちが彼に語り掛けてきます。

霊たちは彼を、彼が昔犯した罪について責めるのですが、精神的に不安定な状態の彼は娘の死の記憶、過去のことについてうまく思い出すことができません。

少女の霊に導かれ、彼の実家に向かった彼は、昔彼が犯し、そして記憶から消し去ってしまったとある”事件”について探り始めるのですが、、、

ホラー映画ですが、ホラー色は薄め。なんだか主人公の仕事といいシックスセンスを思い起こしますが、あちらが感動路線なのに対してこちらはサスペンス路線。

後半はホラーそっちのけでサスペンスにひた走ります。

シックスセンスと違ってホラーの描写がお決まりというか、あんまり力を入れてない感じなのでホラー映画としては微妙なんじゃないでしょうか?怖くないです。

ただ、物語でも重要なアイテムとなる電車がいい味を出してます。

主人公が通勤に使う路面電車。主人公の地元を走る列車。

電車とか駅とかはなにかあちらの世界とかの交流をイメージさせやすいのか(千と千尋とかそうですよね)、映画の中でも電車は存在感を放ってきます。

あと当たり前のことですが、ブロディが主人公なので、全編にわたってブロディの独特な無精ひげ顔を楽しむことができます。

一時間以上ブロディを堪能できて、、、それだけでいい映画だった、、、